資料の紹介
ERPパッケージの導入により、全社的な業務の標準化を進めようとする企業は多い。しかし、従来の個別最適化の考え方を残したままERPを導入しても、ユーザーである事業部門からは改善どころか、改悪と捉えられてしまいかねない。加えて、全システムをERPに置き換えることは不可能なため、既存システムとの連携という煩雑な問題も残る。
企業が業務プロセスを全体最適化するには、組織や機能別ではなく「業務フロー」に沿って利害を調整する役割が必要になるが、業務部門にはその余裕がない。そこで最近では、業務フローを作成・維持し、IT戦略と整合したシステム設計を進める「ビジネスアナリスト」をIT部門に置く例が出てきた。
本資料では、企業の業務プロセスの管理と全体最適化をテーマに、ビジネスプロセスマネジメント(BPM)が解決する課題と導入効果について説明する。実例として、NECにおける標準業務プロセスのグローバル展開と定着の取り組みを紹介。BPMがなぜ企業の業務プロセスの全体最適化に必要なのかを分かりやすく示す。