資料の紹介
サイバー犯罪は今や一大産業と化している。大規模なサイバー犯罪組織は、ソフトウエアやサービスを提供するIT企業とほぼ同等の機能や人材などを備えており、唯一の違いはそれが不法だということだ。犯罪者予備軍は、サイバー犯罪組織が運営するサーバーにアクセスするだけで、脆弱性を攻撃する多様なツールを利用できる。
サイバー犯罪の調査とは、このような組織のビジネスを知ることに他ならない。サイバー犯罪者から身を守るには、その動機とリソースを理解することが有効である。そのためには、犯罪者が今何をしていて、今後何をする可能性があるのか、その根底にある「ビジネスプラン」を把握する必要がある。
本資料は、世界中から集めたサイバー犯罪の統計データとその分析を収めた最新の年次レポートである。データ侵害の発生状況と発生ポイント、脆弱性に対する攻撃のトレンド、メール経由の脅威の発生状況、マルウエアの技術トレンド、アプリケーションに潜む脆弱性の実態など、数多くの定量情報を集め、89ページにわたり詳しく解説する。