資料の紹介
近年、ランサムウエア、特に暗号化されたランサムウエアが急速に“普及”し、世界中の組織や企業にとって最大のサイバー脅威の一つとなった。この犯罪ビジネスモデルは、感染した組織に甚大な被害をもたらす一方で、サイバー犯罪者には極めて効果的に利益を生み出すことが知られている。
多くのランサムウエアは被害者に偏りがなく、世界中の主要な業種すべてに被害が広がっている。中小企業や大企業はもちろん、個人ユーザーまでもが例外なく標的になる恐れがある。世界中の組織が防御に本腰を入れ、データを取り戻すための身代金の支払いをやめない限り、ランサムウエアは脅威を与え続けるだろう。
本資料では、ランサムウエアとその“ビジネスモデル”を理解するために、その歴史や現状、主要なランサムウエアの特徴と被害事例、ランサムウエアの将来像について概観する。そのうえで、ランサムウエアへの対策を紹介する。ランサムウエア対策を「準備」「防御」「対応」の3カテゴリに大別し、それぞれの具体策を提示する。
