資料の紹介

 近年、商品やサービスの決済手段が多様化し、消費者は多数の異なるカードを携帯する不便を強いられている。カード機能を代替するスマホアプリもあるが、紛失や盗難に伴う危険性はカードと変わらないうえに、電池切れや通信環境がない場所では使えないといった新たな課題もある。

 そこで、これらに代わる個人認証手段として期待されているのが生体認証だ。しかし、認証処理に時間がかかるので、膨大な数の登録データの中から該当するデータを検索するといった使い方には向かない。そのため、現時点ではICカードなどで本人を特定したうえで、生体認証でセキュリティを強化するという補助的な使い方がほとんどである。

 本資料では、処理時間を大幅に短縮した、生体認証による決済システムを紹介する。ディープラーニング(深層学習)を応用しており、従来の指紋認証システムでは数百秒から数千秒かかるような認証処理が、約3秒で完了する。テーマパーク「ハウステンボス」ではこれを独自通貨に採用、手ぶらで買い物ができると利用客に好評という。

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