資料の紹介

 小売り・流通企業にとって、商品ロスは深刻な問題だ。日本の小売業の利益率は元々高くないが、万引きなどによる商品ロスが、この利益をさらに圧迫しているといわれる。多くの小売店では、防犯や万引き対策として監視カメラを設置しているが、万引きを未然に防ぐ効果はあまり出ていない。

 その理由として、監視カメラの画像を常時監視する人員の確保が難しいことや、来店者の不審な行動を把握するノウハウを持つ人が少ないことがある。そのため、店舗に設置されている監視カメラは、万引きなどの犯罪が発覚した後で録画映像を分析するための、受動的な記録装置になっている。

 本資料では、来店者の不審行動を自動的に検知して、その場での対応を助けるロボットカメラシステムを紹介する。搭載した各種のセンサーから収集した情報に基づいて、不審行動かどうかをAIがリアルタイで分析し、即座に警告を発したり、関係者に通知したりする。3Dカメラの「奥行き把握」機能の強化が、不審行動検知の精度向上につながったという。

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