資料の紹介
レノボが手がける製品は多岐にわたっており、ビジネスの要件や顧客のニーズも、製品ごとに大きく異なる。2014年当時、同社のサプライチェーンを支えるVMI(仕入先管理在庫)システムは老朽化が進んでおり、多様な注文・製造・物流プロセスを迅速に処理するうえで、パフォーマンス不足が問題になっていた。
従来のシステムを手直ししたのでは問題は解決しないと考えたレノボは、VMIシステムやCFE(原価計算システム)の再構築を決断。インメモリー技術による超高速データベース「SAP HANA」を使って、IBMから継承するx86事業のサプライチェーンシステムを刷新することにした。
本資料では、このときレノボが新たに構築したVMI/CFEシステムの概要と、その導入効果を紹介する。ボトルネックとなっていたデータ通信の処理方法や、部品価格調整に必要な処理プロセスの無駄を排除することで、原価計算にかかる時間は11時間から8分に短縮できたという。