資料の紹介

 オールフラッシュアレイの登場により、エンタープライズストレージ市場に転換期が訪れている。数年後には企業のプライマリストレージの多くがオールフラッシュになる方向で動いていることは確かだが、現時点でユーザーが将来を展望することは難しい。

 現時点で、オールフラッシュアレイの導入企業は3つのタイプに分かれる。1つめは独立した単独アプリ向け、2つめは複数のアプリのワークロードを移行して効率化するための導入、3つめは高い拡張性を安価に確保するための導入である。これに対し、ベンダーの戦略は大きく2つに分かれる。個々のタイプを想定した製品群を提供するのか、あらゆる環境に適用できる共通プラットフォームを提供するのか、である。

 2015年は、デルによるEMC買収の発表をはじめ、ワークロード統合分野へのベンダー参入が相次いだ。また、ネットアップによるオールフラッシュアレイ(AFA)ベンダーの買収発表など、AFA分野で大きな動きが相次いだ。本資料では、混迷するAFA市場の概況について解説し、将来の製品選択の指針となる展望を述べる。