様々なモノをつなぎ、そこから得たデータを集積、分析して新たなサービスを生み出すIoT(Internet of Things)。これまで製造業や流通業での事例が先行していたが、センシング技術の進歩などによってあらゆるモノ、そして人までをも対象とするようになり、IoTは様々な業種・業界に広がっている。もちろん金融も例外ではない。IoTは金融ビジネスにどんな影響を与えるのか。事例を交えて考察する。

 あらゆるモノの挙動をセンサーで計測し、そこから得られたデータを集めてこれまでにないサービスを実現するIoT。IoTはInternet of Thingsの略で「モノのインターネット」と訳されるが、扱うデータはモノから得られるものだけでない。人から得られる生体情報、周囲の環境情報なども含まれている。製造業や流通業で活用している印象が強いが、ヘルスケア、農業などあらゆる業種・業界に広がっており、サービスのあり方や仕組みを今まさに変えつつある。そして金融業界においてもIoTは決して無縁ではない。IoTは金融ビジネスにどのような影響を与えるのか、そして金融ビジネスはどう変わっていくのだろうか。

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