「ディープラーニング」といった新技術の成熟により、「第3次ブーム」を巻き起こしているAI(人工知能)。「AIを活かしてビジネスを優位に展開できないか」と多くの企業がしのぎを削っている。だが、現実問題として、ほとんどの企業が社内にはAIに精通した人材がいない。こうした状況下で、競合に先んじてAI活用を成功させるには、どうすればよいのか。解決策を探ってみよう。

 「A銀行がAIをコールセンターに導入」「B製作所がAIで保守業務を効率化」「C百貨店が接客にAIを活用」――。様々な業種・業務におけるAI活用のニュースが連日のように新聞紙上を賑わしている。これを目にした経営トップは、「競合より1日でも早く我が社もAIをビジネスに活かせ」と現場に指示を出す。だが、多くの企業にとって、AI導入は初めての経験。AIに精通した人材が社内にいるわけもなく、どこから手を付けて良いのか頭を悩ませているのが実態だろう。

 こうした企業に対するAI活用支援の取り組みを本格化しているのが富士通である。同社では2015年11月に「FUJITSU Human Centric AI Zinrai(ジンライ)(以下、Zinrai)」というブランドを立ち上げ、これまで培ってきたAIに関する知見や技術を体系化し、各種商品・サービスとして提供し始めた。

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