「センシング&コントロール+Think」技術で、質量兼備の地球価値創造企業を目指す

 京都府京都市に本社を構える大手電気機器メーカーのオムロン。産業、社会、生活、環境という4つの成長領域に対し、独自の「センシング&コントロール+Think」技術を核とした産業向け制御機器やFAシステムを提供する制御機器事業を主力として、電子部品事業、車載事業、社会システム事業、ヘルスケア事業、本社直轄の新規事業など、幅広くビジネスを展開している。

 1933年の創業以来、数々の世界的なイノベーションを創出し、社会の発展と人々の生活の向上に貢献してきたオムロンだが、その商圏もグローバルに広がり、アメリカ、ブラジル、オランダ、中国、シンガポール、インド、韓国に海外拠点を据え、117か国でビジネス活動を展開、海外の売上比率も約6割に達している。

 そうした同社が2011年に公表した、10年間に亘る長期ビジョンが「Value Generation 2020」(VG 2020)だ。グローバル市場における競争が激しさを増す中で、「質量兼備の地球価値創造企業」を目指し、2020年度には「売上高1兆円」を達成していくことが掲げられている。

 さらにオムロンは2017年、人件費の高騰や生活習慣病の広がり、都市環境の悪化、温暖化の加速など、世界各地で生じている社会的課題を解決していくため、新たな中期経営計画である「VG2.0」を策定した。

 同計画では、オムロンのコア技術である「センシング&コントロール+Think」を軸に、AI、IoT、ロボティクスといった技術革新を活用するとともに顧客やパートナー企業との連結によりイノベーションを創造し、「ファクトリーオートメーション、ヘルスケア、モビリティ、エネルギーマネジメントの4ドメインにおいて、社会的課題の解決を通じたさらなる成長を遂げていくことが掲げられている。さらにVG2.0では、ビジネスモデルの進化や新規事業の創出といった基本戦略のほか、実行力の強化のための技術戦略・人財戦略、事業基盤強化のための運営・機能戦略も定められている。

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