グローバル化、労働力人口の減少等々――。混迷を極めるビジネス環境下において、企業が勝ち残っていくためには、ICTを活用し、業務効率化を図ることが必須であることは間違いない。中でも現在、注目を集めている仕組みが、遠隔地にいる人とのコミュニケーションを効率化できる「Web会議」だ。しかし、「Web会議」システム――構築してもなかなか運用に乗らないという声があるのも事実。そこで、どのようなサービスや機器を活用すれば、効果的な仕組みが構築できるのか?
実際に「Web会議」を活用して成果を上げている企業の事例を交えながら、そのポイントを紹介していこう。

「Web会議」でのコミュニケーション促進が働き方改革を実現する

 少子高齢化が進み、労働力人口が減少していくという環境下で、企業活動を安定かつ成長させていくためには、労働者一人ひとりの生産性を上げていくことが求められる。それを実現させるための方策の1つとして期待されているのが、「テレワーク」という働き方だ。

 これはIT技術を活用して、時間や場所にとらわれず働くことができる環境を構築するものだが、効果は多岐に渡る。

 例えば、移動のコストや時間のロスを削減できることはもちろん、従業員のワークライフバランスの実現、働きやすい環境を実現したことによる離職防止効果、顧客対応の迅速化などが挙げられる。

 そんな、テレワーク環境を実現させるためのツールの1つが「Web会議」だ。

 インターネットを介して、遠く離れた人とのフェイストゥフェイスのコミュニケーションを実現するものだが、このシステムの導入後に改めて様々なメリットに気付かされる企業が多いようだ。

 場所の制約がなくなり、タイミングよく会議や打ち合わせが行えることで、業務プロセスをスピードアップさせるし、これまで距離があるためコミュニケーションが難しかった部署間におけるコラボレーションの創出なども期待できる。このような人と人のコミュニケーションの効率化・活発化が、企業経営に与えるインパクトが大きいことはいうまでもないだろう。

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