大企業を中心として、1台のサーバー上で多数の仮想マシンを動作させる「仮想化環境」が普及しつつある。仮想化環境では、データ保護対策に高度なノウハウが必要となる。この領域に特化したビジネスを展開しているのが、ヴィーム・ソフトウェアである。同社日本法人の早川貢弘氏が、仮想化環境におけるデータ保護対策のポイントと、それを具現化した同社のソリューションを説明した。

ヴィーム・ソフトウェア<br>シニア・システムズ・エンジニア<br>早川 貢弘 氏
ヴィーム・ソフトウェア
シニア・システムズ・エンジニア
早川 貢弘 氏

 「バックアップを取っていても、いざという時に復元できないというケースもあります。バックアップデータの健全性をチェックすることが重要です」。こう指摘するのは、ヴィーム・ソフトウェアの早川貢弘氏だ。

 同社は、仮想化環境向けのデータ保護ツールと監視ツールを開発・販売するヴィーム・ソフトウェアの日本法人。ヴィーム社は、世界中に19万3000社の顧客と2150人の従業員、3万9000社の販売パートナーを有する企業。昨年からアジアにおけるビジネスを本格展開し始め、今年1月に日本オフィスを開設した。

「3-2-1ルール」でデータを保護

 早川氏は、安全かつ信頼性の高いデータ保護のアプローチとして「3-2-1ルール」を推奨する。これは、3つのデータコピー、2種類の異なるメディア、1つのオフサイト保護によって、バックアップを取る手法だ。

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