その情報共有基盤は本当に最適か?

 「スピード」「イノベーション」「グローバル化」──。昨今、ビジネスにおいて特に重視されるキーワードである。いかに迅速に意思決定を行い、オリジナルな新商品や新サービスを世界に向けて提供するか。多くの企業が、そのために様々な取り組みを行っている。

 その根幹をなすのが「コラボレーション」の実現である。なぜなら迅速な意思決定、多種多様な人材の融合を、組織を越えてグローバルレベルで行うには、スムーズな情報共有が欠かせないからだ。

 そのための仕組みとして、企業にはファイルサーバーなどが導入されているが、果たして、それだけでうまく情報共有が行えているだろうか。

 また、市場には、いわゆるファイル共有コラボレーション、オンラインストレージのようなクラウドサービスが多数提供されているが、個人や小規模な利用ではなく、エンタープライズ規模の企業利用でも問題なく使えるのだろうか。

 さらなるビジネスの成長を支える情報共有基盤として、既存のファイルサーバーに代わる仕組みを求め、新たな取り組みを開始したのが楽天である。スピードを重視する企業風土を基盤に様々な事業をグローバルに展開し、それらのシナジーを重要視する同社は、どのような視点で事業や組織の枠を越えたコラボレーションを促そうと考えたのか。次ページからは、その取り組みを紹介する。

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