デジタルトランスフォーメーションを成功に導く秘訣とは?

 様々なメディアで「デジタルトランスフォーメーション」というキーワードを頻繁に目にするようになった。ITを駆使した変革がこれまで以上に重要性を高めていることの象徴といえるだろう。AIやIoTを例に挙げるまでもなく、あらゆるものがデジタル化され、つながっていく中で、そこからどうやって他にはない価値を生み出していくかが企業には求められている。

 同様に、最近よく聞かれる言葉に「SoE(Systems of Engagement=絆のためのシステム)」※1がある。これは、従来のERP(統合基幹業務システム)に代表される「SoR(Systems of Record=記録のためのシステム)」※2ではなく、目まぐるしく変化するビジネス環境に対応するために、顧客や取引先との関係性に着目しようという考え方だ。

 経営とITをめぐるこうした大きな流れの中で、「レガシーシステムの運用に要する経営リソースを軽減して、戦略投資へ振り替えなければいけません。これが、『第4次産業革命』※3と称されるほど大きなうねりを見せる現在の経営環境を勝ち残るための秘訣なのです」と日本リミニストリートの北東アジア統括ジェネラルマネージャー兼日本支社長の脇阪順雄氏は述べる。

 しかし、現実に目を向けると「既存の基幹業務系システムの運用保守にIT予算の大半が割かれてしまい、戦略的なシステムを企画・開発する余裕がないという企業が多いのが実情ではないでしょうか」※4と脇阪氏は続ける。

 こうした状況から脱却するには、どのような方針を打ち出して、何を手がければよいのか――。

 基幹業務系パッケージソフトの第三者保守サービスを手がける日本リミニストリートが、その解決策を探るイベントを4月25日と同27日に東京と大阪で開催した。東京では米ゼネラル・エレクトリック(GE)のシニア・バイス・ブレジデントとLIXILグループのCEO(最高経営責任者)を務めた藤森義明氏、大阪ではフジテックのCIO(最高情報責任者)を務める友岡賢二氏の特別講演に引き続いて、日本リミニストリートのトップによる解説や同社の顧客企業の実例を通して、変革を成功に導く秘訣が披露された。

※1:参考資料 『Systems of Engagement and The Future of Enterprise IT』in 2011 by Geoffrey Moore
※2:参考資料 ガートナープレスリリース「Gartner Says Adopting a Pace-Layered Application Strategy Can Accelerate Innovation」2012年2月
※3:参考資料 経済産業省 第4次産業革命 -日本がリードする戦略-
※4:参考資料 ガートナーレポート『GARTNER IT KEY METRICS DATA, 2016 IT ENTERPRISE SUMMARY REPORT』2016年12月

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