建築現場や工場、冷凍倉庫、海上でも利用できるノートPCとは
「堅牢ノートPC」というジャンルがあるのをご存じだろうか。堅牢といっても、「壊れにくい」「故障しにくい」というレベルの話ではない。土木建築現場や工場、冷凍倉庫、さらには海上や山岳地域など、屋内外の過酷な現場でも利用できるPCのことだ。
このPCを提供している企業の1つがデルだ。同社は1984年に創業して以降、常にパソコン市場での世界シェアでトップクラスを誇っており、初級者から中上級者まで幅広く支持を集めているメーカー。「実は10年以上前から『Latitude Rugged(ラチチュード ラグド)』と呼ぶ、過酷な現場で利用できる堅牢ノートPCを提供してきました。そのことは意外に知られていません」と語るのはデルの樋口 忠宏氏だ。
“Rugged”というのは、“頑丈に作られた”という意味で、Ruggedシリーズは、特に過酷な環境での利用を想定して設計された、高度な堅牢性を持つ特殊用途向けのデバイス製品となっている。
同シリーズの現在のラインアップは4種類。まず、厳格な軍用規格にも準拠する耐衝撃性など極めて高度な堅牢性を備えた“フルRugged”モデルとなる「Latitude Rugged 7000」シリーズとして、14インチノートPCタイプの「Latitude 14 Rugged Extreme(7414)」、11.6インチタブレットである「Latitude 12 Rugged Extreme(7212)」、ディスプレイが前後に360度回転する2in1タイプの「Latitude 12 Rugged Extreme(7214)」の3製品を用意。加えて、デルのRuggedシリーズの中で最も高い人気を誇るエントリーモデルである“セミRugged”製品「Latitude Rugged 5000」シリーズとして、14インチノートタイプの「Latitude 14 Rugged(5414)」を提供している。
「当社のRuggedシリーズが、どうして過酷な環境での利用にも耐えうる製品となっているか。それについては、シンプルに4つのポイントで説明することができます」と樋口氏は語る。その4つのポイントとは①「屋外での利用を考慮した視認性に優れたディスプレイ」②「水滴が付いた環境でグローブを着けたままでタッチ操作が可能」③「冗長化バッテリーによる長時間の継続利用の実現」④「デバイス内部の効率的な冷却・排熱の実現」の4つだ。こうした特長がユーザー企業にどのようなメリットをもたらすのか。次フレーム以降では事例をひも解きつつ、その内容を紹介していく。
5年前のコンピューターに比べて最大 65% のマルチタスク処理高速化と最大 50% の生産性向上を実現できます。
また、これらすべてのパフォーマンスに加え、最大 10 時間のバッテリー持続時間を入手可能。特に、第 7 世代インテル® Core™ vPro™ プロセッサー・ファミリーの処理能力と Windows® 10 Pro を組み合わせると、ビジネスクラスのパフォーマンスとセキュリティーが得られます。