最近、「セルフサービスBI」と呼ばれる分析ツールが人気を博している。従来のBI(ビジネスインテリジェンス)を本格的に使いこなすためには、分析に必要なデータモデルを駆使する必要があり、分析の専門家が必要だった。これに対してセルフサービスBIは、そうした高度な専門知識やデータベースのスキルを持たずとも、ビジネス現場のユーザー自身が、目的のデータを対象にビジュアルなユーザーインタフェースを通じて自由に分析ができるというものだ。

 しかしながら、実際に現場主導でセルフサービスBIを導入してみたものの、継続してうまく活用できているという話をあまり聞かない。なぜだろうか。

 セルフサービスBIといえども、元になるデータがきちんと整理されていないと正しい結果が表示されない。データをExcelなどで修正してからでないと分析やレポート作成を行えず、そのためどんどん属人的な対応に陥ってしまうからだ。

 そもそも自部門が所有するデータだけで分析を行うのは難しく、ERPなどの基幹システムからもデータを収集しなければならないのだが、セキュリティやコンプライアンスの観点から接続が許可されないという問題もある。情報システム部門に依頼して何とかデータを入手できたとしても、新商品の追加や担当者の異動、顧客ランクの変更などが頻繁に起こる中、分析に必要なマスターを、現場レベルの手作業で修正やメンテナンスを続けていくことは困難だ。

 こうしたセルフサービスBIが抱える課題にフォーカスし、解決に導くのがデータ・ビジュアライゼーションの「Oracle Business Intelligence Cloud Service(以下Oracle BI Cloud Service)」だ。データ収集からデータ分析、データ共有まで一貫してサポートし、本当の意味でのセルフサービスBIを実現する。また、「Oracle Database Cloud Service」などのサービスとクラウド上でシームレスに連携するのも特長だ。

Oracle Cloudで実現できる情報活用
Oracle Cloudで実現できる情報活用
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Oracle BI Cloud ServiceとOracle Database Cloud Serviceで実現するデータの収集、分析、共有

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