PCの買い替えの「最適なタイミング」とは?

 タブレット、スマートフォンを中心としたスマートデバイスの登場により、電子デバイスは新しい時代に入った。これらを利用することで、生産性向上や働き方改革など多くのメリットを見込めるからだ。当然、経営層によるIT部門への期待やプレッシャーも大きい。エンドユーザーのITリテラシーも向上しているため、ユーザー部門からも様々な要求やクレームが出るようになった。

 その一方で課題もある。その1つが扱うデータ量の増加だ。オフィス系のファイルをはじめ、画像や動画コンテンツ、一人あたりの送受信メールが増えるなど、データ量が急増したことで「デバイスをいつ入れ替えるか」が重要なポイントとなってきたのである。購入サイクルを最適化することは、もはや企業の生産性向上やビジネス拡大の大きなカギを握っていると言えるだろう。

 しかし、多くの企業や組織の対応はそれほど進んでいないのが現状だ。Windows XPのサポートが終了する時にも話題に上ったが、古いデスクトップPCを使い続ける企業は想像以上に多いようだ。その理由は「壊れていないから」「移行することが面倒」「インタフェースが変わるのが嫌」といったものが挙げられる。

 しかし当然、古いデスクトップPCには様々な支障が生じる。「動作が遅くてイライラする」「ハードウエアが故障しがちで業務が止まる」といったことはその一例だ。またユーザー部門だけでなくIT部門にとっても弊害は多い。必要な管理機能がないことで、PCの一元管理ができない、セキュリティが脆弱になるといったこともあるだろう。

 企業は、こうしたメリット・デメリットを天秤にかけ「新規に買い替えるか」それとも「次年度に見送るか」という難しい業務判断に迫られる。こうした時の判断基準となるのが「5年サイクル」の買い替えだ。

 確かにPCはこれまで「5年」ごとの買い替えが一般的だった。だが新しいテクノロジーが次々と登場し、PCの価格も下がっている中で、古いデスクトップPCを使い続けることは本当にメリットがあるのだろうか。そこで今回5年前に購入したデスクトップPCを最新のデスクトップPCにリプレースしたとき、どのようなメリットが生じるかについて調査した。なお最新デスクトップPCにはインテル® Core™ i5プロセッサー搭載Dell OptiPlex 9030 オールインワン製品、および、インテル® Core™ i5プロセッサー搭載Dell OptiPlex 9020 マイクロ製品を使用している。

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