ストレージ課題に直面する担当者が急増
データ量の増加や情報活用ニーズの高まりに伴い、ストレージシステムの重要性が増している。ただし、コスト面や人手不足で課題を抱えている企業にとって、ストレージは悩みの種になっていることも多い。特に最近よく聞くのが以下の3つのパターンだ。
パターン1 A社の場合「異なるベンダーのストレージが乱立し、バックアップが大変…」
これまではその時々のニーズや必要性に応じて、さまざまなベンダーのストレージ製品を導入してきた。その結果、社内にはベンダーや世代の異なる複数のストレージが乱立し、ボリュームや性能の管理などもそれぞれ専用のツールでバラバラに行うハメに。特にデータのバックアップは、機種の数と同じだけ運用の手間がかかってしまう。システムやデータ容量のさらなる増大も予想される中、もうこんな運用はいつまでも続けられない…。
パターン2 B社の場合「ディスクの増設ができない!」
最近では負荷の重いデータベース・システムやユーザーのデスクトップ環境なども仮想化基盤上で稼働するようになってきた。快適な業務環境を維持するためにストレージ性能を強化したいが、現在稼働中の製品は既にサポートが終了していて、増設用ディスクがもう手に入らない。いっそ高性能な新しいストレージに入れ替えたいが、まだリース/減価償却期間が残っているから廃棄するわけにもいかない。既存のストレージ資産を有効活用しながら性能も強化できないだろうか…。
パターン3 C社の場合「データ移行の際、社内調整に苦労する…」
既存ストレージの容量はもはや限界に達している。そのため、一刻も早くもっと大容量なストレージにリプレースしたい。とはいえ、大量のシステム/データの移行作業には、かなりの時間がかかってしまう。一度業務を止めなくてはならないが、土日に業務を行う部門もあるので、社内調整に相当苦労することになりそう。一体どうやれば、ユーザーの業務に影響を及ぼすことなく新しいストレージに移行できるのだろうか…。
実は、こうしたストレージ運用課題を、シンプルに解決できる策がある。果たしてその方法とは何か。次のページで見ていこう。