デルはタブレット端末「Dell Venue」シリーズのラインアップ強化を積極的に進め、2015年2月25日に最新モデルとなる「Dell Venue 10 Pro」を発表した。型番からも推測されるように、Dell Venueとしては初めて10.1インチ液晶ディスプレイを搭載したタブレット端末である。
OSにはWindows 8.1を搭載し、加えて着脱式のキーボードを標準装備(個人向けモデルのみ。法人向けモデルではオプション)した、近年多くみられる「2-in-1」のノートPCとしても利用できるのが特長となっている。
何よりも大きな魅力はリーズナブルな価格である。32GB eMMC ソリッドステートストレージとHD(解像度1280×800ピクセル)の液晶ディスプレイを搭載した個人向け「WiFiスタンダードモデル」であれば4万2980円(税抜き)で購入できる。
こうした手ごろさは、業界や職種の違いを問わず万人から受け入れられるであろう。デル クライアント・ソリューションズ統括本部 マーケティングマネージャーの本谷和美氏は、「あらゆるワーカーの皆様に、広くあまねくITの恩恵を広げていくための起爆剤になればと考えています。また、すでにノートPCやタブレットをお持ちのユーザーの皆様にも、2台目、3台目のサブデバイスとして重宝していただけるのではないでしょうか」と語る。
このDell Venue 10 Proは、どのような実力と魅力を備えたタブレット端末なのか。さらに詳しく読み解いていこう。