長野県において生徒の学習データを活用した新たな学びを創造する実証研究を開始

見える化した学習の過程から新たな指導や評価を実施

 

 富士通株式会社(注1)(以下 富士通)と株式会社富士通総研(注2)(以下 富士通総研)は、長野県教育委員会(注3)様の協力のもと、新たな学びをICTで創造する実証研究を2018年3月末まで行います。

 本実証研究では、生徒はタブレット端末などを用い、学習履歴の管理などが行える教員支援ツール「FUJITSU 文教ソリューション K-12 学習情報活用 知恵たま」(以下、知恵たま)と、クラウド型デジタル教材「デジタルワークシート」をICTツールとして活用することで、生徒ごとの学習データを収集します。今回、地域経済分析システム(以下、RESAS)(注4)で公開されている統計データなどを利用しながら、生徒が自ら地域の課題を発見し、課題解決に向けた施策を検討していく、RESASを活用した探究学習(注5)の授業を対象に、探究学習の過程を見える化するためのデータを収集することで、生徒一人ひとりの成長を支え可能性を伸ばす「学習・指導モデル」と「学習評価モデル」を構築していきます。

 まずは、長野県松本県ヶ丘高等学校(注6)と長野県長野高等学校(注7)にて本実証研究を行い、収集・分析したデータによるエビデンスに基づいた教育の効果を検証していきます。

■背景

 文部科学省は、次期学習指導要領において、子供たち一人ひとりに求められる資質・能力として、「知識・技能」、「思考力・判断力・表現力等」、「学びに向かう力・人間性等」の3つの柱を示し、バランスよく育むことが重要だとしています。

 「知識・技能」はテストなどである程度把握することができますが、「思考力・判断力・表現力等」、「学びに向かう力・人間性等」は、測定することが難しい見えない学力とされています。この見えない学力を育むためには、試行錯誤を繰り返しながら主体的かつ対話的に深い学びを実現することが重要とされ、生徒ごとの学びの過程を評価し、個別に指導することが求められます。

 長野県教育委員会様では次期学習指導要領に対応し、長野県立高校の生徒が主体性を持って学力向上に取り組む学びの改革を推進してきました。本実証研究では、教員が何十人もの生徒の多様な学びの過程を把握するためにICTを活用し、生徒一人ひとりの学習データを収集・分析し、学びの過程を見える化することで、客観的なエビデンスに基づいた指導ができる「学習・指導モデル」と「学習評価モデル」の具現化を進めていきます。

 ※リリース詳細は添付の関連資料を参照

以上

 

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http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0462980_01.pdf