ミネベアミツミとリコー、ベッドセンサーシステムの共同事業開発契約を締結

体重、体動、および呼吸状態等の生体情報を高精度にモニタリング

 

 ミネベアミツミ株式会社(代表取締役 社長執行役員 貝沼 由久、以下ミネベアミツミ)と株式会社リコー(代表取締役 社長執行役員 山下 良則、以下リコー)は、生体情報をモニタリングするベッドセンサーシステムを事業化するため、共同事業開発契約を締結しました。ミネベアミツミのセンサーモジュール技術と、リコーグループのシステム化技術、製造、販売、および保守サポート等のノウハウを連携させることで、付加価値の高いベッドセンサーシステムおよび情報サービスを提供します。介護市場向けに本年度製品化し、2020 年度に事業規模 30 億円(日本国内介護施設のみ)を目指します。

 本事業の第 1 フェーズでは、介護市場で各種介護システムと連携し、高齢者を見守るためのプラットフォームを構築します。第 2 フェーズでは介護・医療市場において心拍に関する情報の提供を可能にするとともに、AI(人工知能)等の活用も検討しています。第 3 フェーズでは介護・医療・育児・その他の市場において、各種センサーや位置測位の情報等も活用する統合型情報サービスプラットフォームへの拡張を視野に入れています。

 第 1 フェーズで提供するベッドセンサーシステムは、ベッド上の人の体重(*1)、体動、および呼吸状態といった生体情報を、非接触、非侵襲(*2)で高精度にモニタリングするシステムで、センサーを既存のベッドに後付けで設置できます。「介護現場での見守り(転倒・転落の安全対策)」、「同現場での呼吸状態の異常検知」、「体重等の計測・記録業務の負荷低減」が可能です。2018 年度の本格展開を目指しています。

 *1 参考体重。

 *2 痛みや苦痛を伴わないこと。

 ※参考資料は添付の関連資料を参照

 ミネベアミツミは、高精度荷重センサーの事業領域拡大を目指し、2015 年から千葉大学大学院医学研究院と共同で、生体情報モニタリングシステムを開発してきました。本システムは利用者である高齢者やそのご家族へ安心・安全を提供し、介護施設とその従事者の業務負担軽減に貢献すると判断し、中長期的に国内で大きく需要拡大が見込まれる介護市場に参入致します。今後、センサーおよびアルゴリズムの改良やミネベアミツミグループのリソースを活用し、当社が考える IoT(Internet of Things)市場の中核を担う製品へスケールアップさせる意向です。

 リコーは、顧客に提供する価値を「EMPOWERING DIGITAL WORKPLACES」と定め、この 4 月に公表しました。従来の一般オフィスから”ワークプレイス(働く場所)”へ、さらには社会へと価値提供領域を拡大するとともに、仕事をデジタル化し、データをインテリジェンスに変換することで顧客の「知の創造」を支援します。本ベッドセンサーシステムを起点とした事業では、センサーから得たデータを分析し、インテリジェンスに変換することで、顧客の課題解決を支援するという価値提供を展開していきます。また、医療分野では、屋内(非 GPS 環境下)位置情報ビジネスにも 2016 年 6 月に参入しました。今後、医療従事者や患者の動きをデータとして把握し、蓄積された位置情報と付帯情報をあわせて分析することにより、新たな業務改善も提供していきます。

 このように、高精度なセンシングデバイスや、そのシグナルの解析結果である生体情報を提供するミネベアミツミの技術と、その情報を効率的、かつ適切に処理し、ユーザーの手元に届けるリコーの技術には、双方の強みが生きる補完関係が成立するものと考えます。また、人の生命に関わる重要な情報サービスを提供するにあたり、高い信頼性が求められるカスタマーサポートは、リコーグループが長年培ったノウハウやリソースによって実現されます。

 共同事業開発を進めるベッドセンサーシステムを起点としたプラットフォームが提供する転倒・転落防止アラートや生体情報提供サービスは、介護記録システムやナースコールと連携させることで、高次元の見守りサービスを実現します。ゆくゆくは、心拍に関する情報の提供や医療市場へ参入を見込んでいます。その際、AI等のテクノロジーを活用することで、生活活動パターンの分析により得られる利用者に最適な医療・介護サービスの提供や、疾病等の予知・予後のサポートまで見据えた事業開発に取り組みます。

 その後、ベッドセンサーに加え、血糖値計・血圧計等で計測した生体情報、監視カメラと位置測位の情報、さらには医療系の他のサービスや機器の情報も統合的に活用し、統合型情報サービスプラットフォームに拡張します。「QOL(Quality of Life)の維持」、および「健康寿命の延伸」に貢献します。

|ミネベアミツミグループについて|

 2017年1月27日、ベアリングなどの機械加工品、モーター、センサーなどの電子機器を主力とするミネベア株式会社は、電子部品メーカーのミツミ電機株式会社を完全子会社化することによって両社の経営統合を行い、社名をミネベアミツミに変更し、新たなスタートをきりました。

 この統合により、グローバル16か国59拠点の製造拠点、従業員約10万名の総合精密部品メーカーが誕生したことになります。(2017年3月期ミネベアミツミグループ連結売上は6,389億円)。

 ミネベアミツミはIoT(Internet of Things)時代に貢献するエレクトロメカニクスソリューションズ(R)(*)プロバイダーとしてベアリングに代表される超精密機械加工技術から、モーター、センサーや、半導体、無線技術に至るまで、幅広い先端技術を組み合わせ、常識を超えた「違い」で新しい価値を作り出してまいります。

 より詳しい情報は、こちらをご覧ください。http://www.minebeamitsumi.com/

 *エレクトロメカニクスソリューションズは、ミネベアミツミ株式会社の登録商標です。登録番号は5863395号です。

|リコーグループについて|

 リコーグループは、ドキュメントマネジメントシステム、ITサービス、プロダクションプリントソリューション、ビジュアルコミュニケーションシステム、デジタルカメラ、産業用製品・サービスなどを世界約200の国と地域で提供するグローバル企業です(2017年3月期リコーグループ連結売上は2兆288億円)。

 創業以来80年にわたり、高い技術力、際立った顧客サービスの提供と、持続可能社会の実現への積極的な取り組みを行ってきました。

 想像力の結集で、変革を生み出す。リコーグループは、これからも「imagine. change.」でお客様に新しい価値を提供していきます。

 より詳しい情報は、こちらをご覧ください。http://jp.ricoh.com/

 

 

リリース本文中の「関連資料」は、こちらのURLからご覧ください。

参考資料

http://release.nikkei.co.jp/attach_file/0445416_01.pdf