英語はConverged Infrastructure。サーバー、ネットワーク、ストレージ、ソフトウエア(ハイパーバイザーや運用管理ツールなど)を、一つのパッケージに統合した製品。日本では、「垂直統合システム」と呼ばれることが多い。あらかじめ、最適化された構成で、検証済みの状態で出荷され、一つの製品としてサポートを受けられる。ユーザー企業にとっては、導入期間を大幅に短縮できる、安定的に稼働できる、サポート窓口を1本化できる、といったメリットがある。

 最近は、1つのサーバーあるいはアプライアンスに、ソフトウエアベースで、サーバー機能とストレージ機能を組み込んだ製品も登場してきている。これを「ハイパー・コンバージド・インフラストラクチャー」(Hyper-Converged Infrastructure)と呼ぶ。構成が非常にシンプルなので、導入が容易、迅速にスケールアウト可能、使いやすい(運用の手間を低減)といったメリットがある。