IaaS(Infrastructure as a Service)の構築に必要なソフトウエア群で構成されたクラウド基盤ソフト。米航空宇宙局(NASA)と米国のデータセンター事業者Rackspaceが手を結んだことで生まれた。NASAが開発を進めていた仮想化基盤管理技術「Nova」と、Rackspaceが商用サービスに使っていた分散オブジェクトストレージ技術「Swift」を統合し、OSSプロジェクトとして2010年に「OpenStack」が発足した。

 OpenStackにより、クラウド環境の基幹となる仮想マシンやストレージ、ネットワークなどのリソースを提供する環境を構築できる。APIはAmazon EC2とAmazon S3と互換性がある。