英語ではVirtual Desktop Infrastructureで、VDIと略す。ターミナルサービス方式、ブレード方式、仮想デスクトップ方式の3タイプに分けられるが、近年ではデータ処理と保存をデータセンターのサーバー/ストレージに委ね、手元の作業端末では画面表示と入力のみを行なう仮想デスクトップ方式が主流である。外出先で作業できるなど場所の制約がないことによる作業効率の向上、セキュリティやデータの一括管理、タブレットをはじめとするマルチデバイスへの対応などがメリットとして挙げられる。経営的観点では、災害時の事業継続計画(BCP)を可能にする側面もある。