東芝の会計不正、神戸製鋼所のデータ改ざん、日産自動車の検査不正…企業の組織や個人による不正行為を、ITの力で防ぐことができるのか。
不正行為の検知や未然防止に役立つ様々なシステムやITサービスを紹介する。
東芝の会計不正、神戸製鋼所のデータ改ざん、日産自動車の検査不正…企業の組織や個人による不正行為を、ITの力で防ぐことができるのか。
不正行為の検知や未然防止に役立つ様々なシステムやITサービスを紹介する。
従業員のPCを監視して不正行為を見つけ出すソフトは、PC操作を見張る監視カメラのようなものだ。PC上で行われる不正行為を見つけ出し、証拠として利用できるようにする。従業員への牽制としてうまく働けば、未然に防げる可能性もある。
会計データの改ざんなどを通して、わざと業績や財政状況をよく見せようとする不正会計。それを防ぐための様々な機能をERP(統合基幹業務システム)製品は備えている。
組織不正の事後調査によく使われるのが、デジタルフォレンジックという技術だ。PCのハードディスクドライブ(HDD)や携帯電話・スマートフォンのメモリーなどのデジタル媒体を対象に実施するデータ抽出や分析などの科学捜査を指す。