「なかなか活用が進まないテレワークをどう盛り上げていくか」「コミュニケーションツールをはじめとするITの活用度を上げて、どう働き方改革につなげるか」。働き方改革を進める多くの企業が直面する典型的な課題だ。化粧品メーカーの資生堂はユニークな手法を用いて課題を乗り越え、成果を上げている。「自宅でメークしなくてもWeb会議に参加できる」といった女性社員向けのメークアプリを開発するなど、独自路線を歩む資生堂の取り組みを見ていこう。
資生堂のユニークな働き方改革
目次
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進まぬ在宅勤務を後押し、資生堂は現場トップが働き方改革にコミット
働き方改革を進める資生堂は社外でも効率的に働けるようにテレワークを導入した。当初低迷した利用者数を、各事業部門のトップによる宣言で劇的に推進させた。
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若手が役員のメンターに、資生堂の働き方改革
働き方改革を始めるにはITリテラシーの向上が欠かせない。資生堂は一般社員だけでなく、役員にも策を講じる。若手社員を「指南役」として役員のもとに派遣し、IT活用を促す。
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資生堂、テレワーク女子がすっぴんでWeb会議
テレワークに取り組む女性社員は、Web会議の前にメークに追われている──。働き方改革の課題を見つけた資生堂は、すっぴんのまま自宅からWeb会議に出ても恥ずかしくないメークアプリを開発。女性社員に限らず、男性社員や海外でも評価されている。