Windows 10の大型アップデート「Windows 10 Fall Creators Update(開発コード名:Redstone 3)」には、多くのユーザーが変化を実感できるGUIの変更がある。ひと目で分かる機能追加から用語の変更まで、知っておかないと戸惑うであろうポイントを紹介する。
Fall Creators UpdateのGUI関連の機能拡張には、以下のようなものがある。
- 「My People」
- 「シェア」機能関連
- スタートメニューとアクションセンターのデザイン変更
- コルタナ関連
- 「設定」アプリ
などである。My Peopleやシェアは、デスクトップ画面を生成する「エクスプローラー」、Windowsにおける「シェル」の変更に当たるため影響範囲が広い*1。なお、タッチキーボードなどもGUIではあるが、別の回でまとめて解説する。
*1 シェルはOSの機能を呼び出すプログラムに対して使われる呼称で、Windowsではエクスプローラーがタスクバーやスタートメニューといった多くのGUI要素を管理してデスクトップを構成している。
人とのやり取りを効率化する「My People」
これらGUIの変更点のうち、大きな変更と言えるのがタスクバーに追加された「My People」機能だ。
My Peopleは、特定の人物とメールやSkypeなどで簡単にコミュニケーションできるようにする機能だ。「People」アプリに登録したユーザーを、タスクバーの右側にある通知トレイに人の形をしたアイコンとして表示する。本来は2017年3月のCreators Update(開発コード名:Redstone2、RS2)での搭載を予定していた機能だ。
タスクバーに置かれた人物アイコンには、Peopleに登録した写真画像が使われる。このアイコンから、メールやSkypeの通知を表示したり、クリックで簡単に過去のメッセージの一覧表示したりできる。