クラウドを巡る「戦国時代」が幕を開けた。シェアトップに君臨する米アマゾン・ウェブ・サービスといえども枕を高くして寝ていられない。新興勢力が台頭し、勢力図が塗り変わろうとしている。クラウドのデータを分散処理して性能と効率を高める「エッジコンピューティング」の分野でも、新たな「エッジの陣」が始まった。「武将」はIT企業に限らない。トヨタ自動車は米インテルやNTTなどと組み、コネクテッドカーに必要なデータ処理基盤の開発に乗り出した。IoT(インターネット・オブ・シングズ)の戦いを制するのは誰か。