モノをインターネットにつなぐ無線技術、LPWA(ロー・パワー・ワイド・エリア)に対応する製品・サービスは、2017年始の時点では実証実験用のものが多かったが、その後商用の製品・サービスも登場。その数は着々と増えている。用途と搭載機能は多様だが、大まかに分類すると下表のようになる。LPWAの導入を検討している場合、「製品は6種類、サービスは4種類」ということを意識して目利きするのが得策だろう。

LPWA関連の製品・サービスの大まかな分類
商品の種類分類概要
製品GPSトラッカー位置情報を送る装置
センサー装置温度、湿度、CO2、PM2.5などのセンサーを備え、取得した情報を送る装置
開発者用ボード/評価ボード開発などに使える、LPWAの通信機能が載った基板
通信モジュールLPWAの通信機能を備えるモジュール
PoCキット実証実験に使う機材をパッケージにしたもの
基地局任意の場所にLPWAネットワークを構築できる。LoRaWANのみ
サービス通信サービスLPWAのネットワークを提供
クラウドサービスデータの収集、配信、可視化や通信制御などの機能を提供
構築・運用サービスLPWAネットワークのインテグレーションなどを提供
エンドユーザー向けサービス人の位置を通知するものなど

 製品は、一定の用途を持つ完成品である装置と、通信モジュールなどの部品がある。装置は、GPSを搭載し位置情報を送る「GPSトラッカー」などと呼ばれる製品が早い段階から販売されている。この手のデバイスを使ったエンドユーザー向けサービスもある。博報堂アイ・スタジオが9月に始める「TREK TRACK」は、GPSトラッカーの一種を登山者に持たせて位置を把握可能にして、山岳事故の減少を目指すサービスだ。

GISupplyが販売しているGPSトラッカー「LT-100」
(出所:GISupply)
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 温度、湿度、CO2、PM2.5、接点など多種多様なセンサーとLPWAの通信機能を持つ製品も目立つ。例えば、センサーメーカーのオプテックスがソラコムを通じて販売している「ドライコンタクトコンバーター」は、接点出力センサーをつなぎ「ドアが開いた」といった情報をSigfoxのネットワークを介して送信できる。スカイディスクの「SkyLogger」のように、着脱式で10種類のセンサーに対応するような製品もある。

オプテックスのドライコンタクトコンバーター
(出所:オプテックス)
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