新・ITエンジニア図鑑

米グーグルの開発ガイドラインに翻弄されるモバイルエンジニア

2017/10/13 森側真一=日経SYSTEMS
島田優子=日経SYSTEMS

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企業向けシステムの端末として欠かせなくなったモバイル。カメラやセンサーといったモバイルならでは機能を生かしながら、最新の環境に追従したアプリを開発するのがモバイルエンジニアだ。

 企業向けシステムでも今やスマートフォンやタブレット向けのアプリの利用は欠かせない。こうした状況を受け、企業向けサービスを開発する側もスマホやタブレット向けアプリの開発に注力している。

 企業向けチャットサービス「チャットワーク」を開発するChatWorkで、Android向けのネイティブアプリを開発するのが宮下 竜大郎氏だ。チャットワークのモバイルアプリは、チャットやタスク管理、ファイル共有機能などをスマートフォンやタブレット環境で利用できる。

 「モバイルアプリの開発は、デバイスの制約がある点が特徴」と宮下氏は説明する。モバイル向けのアプリを開発する場合、カメラやセンサーといったモバイルが備える機能を前提にしたアプリが求められる。バッテリーの消費なども考慮しなければならない。そのため、高いプログラミングの技術が必要になる。

 さらに、環境変化が早い点も、従来のシステム開発にはないことだ。例えば、2016年にAndroidで「ボトムナビゲーション」と呼ぶデザインが推奨されるようになった。それ以前は「非推奨」となっていたことから、180度の転換だった。ボトムナビゲーションは、iOS向けでは以前から採用されていた画面下に表示されるナビゲーションバーを指す。

 米国で発表される環境変化を素早くキャッチし、Androidアプリに反映させるのが宮下氏の役割だ。特にいま、米グーグルの開発ガイドラインの更新頻度が高く、そのキャッチアップが重要である。ネイティブアプリの場合は、米グーグルが推奨するガイドラインに従えば、アプリの品質が安定するからだ。

Android特化で最新技術に追従

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出典:ITpro 2017年 9月 6日、日経SYSTEMS 2017年5月号p.63
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)

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