日経NETWORKでは、企業ネットワークの利用実態を調べるユーザーアンケートを毎年春に実施している。企業でよく使うネットワーク機器のベンダー名やその選択理由などを尋ねる。2017年春に実施した今回の調査では新たに、「導入してわかった不満な点」を聞いた。
調査に基づくネットワーク機器のベンダーランキングを、ジャンル別に紹介する。各ジャンルの上位2社については、そのベンダー製品を「選択した理由」と「不満な点」をまとめて掲載する。
ネット機器 不満足度調査
目次
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無線LAN AP使用率1位はバッファロー、不満はパフォーマンス
無線LAN部門では、「無線LANアクセスポイント」と「無線LANコントローラー」の二つのジャンルに分けて回答してもらった。アクセスポイントの使用率1位はバッファロー、2位はシスコシステムズだった。
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ルーター使用率はヤマハが1位、UTMの満足度は7割割れ
ルーター部門では、「ルーター/ブロードバンドルーター」と、「UTM/ファイアウオール」の2ジャンルに分けて調査した。ルーター/ブロードバンドルーターの使用率1位はヤマハ、UTM/ファイアウオールの1位はフォーティネットだった。
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スイッチ製品、シスコユーザーの1割がコストに不満
スイッチ部門の各ジャンルで1位、2位になったベンダーを回答した人で、そのベンダーを選んだ理由と導入してわかった不満な点を回答してもらった。シスコ製品のユーザーの1割前後が、コストを不満に挙げた。
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スイッチ使用率、シスコが3部門で首位独占
スイッチ部門では、「アクセススイッチ」「フロアスイッチ」「レイヤー 3スイッチ」という三つのジャンルに分けて、主に使っている機器ベンダーの回答を得た。使用率では、シスコシステムズが3部門で1位を独占した。