AWSとAzureにGoogleを加え、3大クラウドの競争が激化している。国産ベンダーは、これらメガクラウドとの協業にクラウドビジネスの活路を見出す。協業で動きの激しい国産ベンダーにフォーカスし、その戦略を探る。
3大クラウドの売り方
目次
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クラウドでも主役はSI、NTTデータが新データセンターを作る理由
NTTデータは2017年度、AWS(Amazon Web Services)の最上位コンサルティングパートナーに昇格した。メガクラウドの活用に向けた人材育成や体制強化を進める一方、2018年4月に最新鋭のデータセンター「三鷹データセンターEAST」を開設する。
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富士通クラウド、MSとの「A5」経て「K5ファースト」へ
富士通とマイクロソフトは2017年2月、両社で提供してきたクラウドサービス「A5」の看板を下ろした。富士通は、他社クラウドを連携する一方で、自社クラウド「K5」の充実を急ぐ。
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クラウドベンダーKDDI、Google活用でデータ解析に注力
2017年6月、KDDIはGoogleのクラウド「Google Cloud Platform(GCP)」のパートナーになると発表。2017年1月には、AWSのSIなどを手掛けるアイレットの子会社化を発表。ここにきて、KDDIがクラウドベンダーとして存在感を増してきた。
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国内最大級のAzure部隊1500人、クラウドSIに賭けるNEC
2017年6月、NECと日本マイクロソフトは「クラウド領域における戦略協業の強化」を発表。一方でNECは2017年度、AWS(Amazon Web Service)の最上位コンサルティングパートナー「プレミアコンサルティングパートナー」へ昇格している。AWSとAzureの関連ビジネスで、着実に売上…
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AWS、Azure、Googleと全方位、NTTコム“百貨店クラウド”の思惑
AWS、Azureに加え、Googleとの協業を発表したNTTコミュニケーションズ。“百貨店”の様相を呈してきたEnterprise Cloudの勝算を探った。