2017年6月、NECと日本マイクロソフトは「クラウド領域における戦略協業の強化」を発表。NECは国内最大級となる1500人規模の「Microsoft Azure」販売体制を確立する。一方でNECは2017年度、AWS(Amazon Web Services)の最上位コンサルティングパートナー「プレミアコンサルティングパートナー」へ昇格している。AWSとAzureについて、関連ビジネスの売上目標を明示。販売とSIの両面で要員を増やし、達成に向けて実績を上げていく構えだ。

 Googleのクラウド事業との協業について、現時点で明確なものはない。今後、ビジネスの推移を見ながら検討していくという。

 NECのクラウドサービスは「NEC Cloud IaaS」「NEC Cloud PaaS」およびSaaSで構成する。これらと、オンプレミス環境や他社クラウドを連携し、顧客が求める基盤を提供するのがNECの基本戦略。「メガクラウドが提供していない、クラウドSIやハイブリッドクラウド、運用管理やセキュリティ周りを提供していく」。NEC プラットフォームサービス事業部長の上坂利文氏は、クラウドの活用指針をこう話す。

写真1●NECのクラウドサービス概要
(出所:NEC)
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 AWSやAzureとNEC Cloud IaaSは、「NECパブリッククラウド接続サービス」で閉域網接続する。AWSとは「AWS Direct Connect」で、Azureとは「Express Route」でそれぞれNECのデータセンターと結ぶ。クラウド間ネットワークの監視や障害復旧は、NECが24時間365日対応する。

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