エレベーター・エスカレーター大手のフジテックは、PC約3000台を運用している。主力はWindows 7搭載機だが、Chromebookも約140台導入している。2020年1月のWindows 7サポート切れまでに、徐々にWindows 10に移行するのが基本方針。一部でChromebookの併用も続ける計画だ。

フジテックのCIO(最高情報責任者)である友岡賢二常務執行役員情報システム部長
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 東急ハンズのように、Windows 7からChromebookへの全面移行を掲げる企業もある。

 だが、フジテックのCIO(最高情報責任者)である友岡賢二常務執行役員情報システム部長は「当社の置かれたシステム環境では、Chromebookはあくまでサブ機の位置付け。全面導入は考えていない」と話す。

 フジテックは基幹情報システムを基本的に内製する。受発注などの主要システムにはWindows用に独自開発したアプリが多い。

 旧世代の32ビットアプリも残っており、2018年3月をめどに64ビットアプリへの移行を済ませる。PCのWindows 10移行時は64ビット版OSを採用し、処理速度の向上を狙う。

 基幹業務システムに加えて、技術者が使う設計用のCAD(コンピュータによる設計)ソフトもWindowsで動作する。財務や人事などの間接部門ではExcelマクロを多用している。これらの理由から、Windows以外への移行は現実的ではないという。

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