米テックポイント(Techpoint)は2019年3月4日、台湾の車載ディスプレイメーカーであるジョインリンク(Join-Link International Technology)に映像受信用半導体「TP2854」を供給すると発表した。Join-Linkは、車載用ハイビジョン・サラウンドビュー・システムの新シリーズにTP2854を採用する。

 TP2854は、車載カメラから送られたハイビジョンおよびフルハイビジョンの映像信号を受信する。主要な車載用システムオンチップ(SOC)とシームレスに接続できるMIPI CSI2 インターフェースを備え、最大4チャンネルの映像信号を処理できる。

 Join-Linkは、自動車の前後左右に設置した車載カメラの映像信号をTP2854で受信し、ハイビジョン画質のサラウンドビューとしてディスプレイに表示する。TP2854を採用することで、従来のSD(アナログ)画質の映像をハイビジョン並みの画質に向上させることができる。また、低コストで信頼性の高いサラウンドビュー・システムを実現できるとしている。

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