システムに入力されるデータは、ユーザー自身が集めるものです。そのデータの集め方や精度、その活用方法の違いで、システムが生み出す効果には大きな差異が出ます。場合によっては、システムそのものは安くシンプルなのものでも十分で、自社の営業ノウハウを活かせるデータの選択と活用方法を実装できれば効果を発揮できのかもしれません。

 本連載では、「データドリブン型B2Bマーケティング」というテーマで、ユーザーにとって一番大事なデータをどう活用したらよいかを書いていきます。

池上 正夫(いけがみ・まさお)
ネットビジネスサポート 代表取締役 ネットビジネス・コンサルタント
1951年生まれ。東京工業大学卒業。システムインテグレーター(SI)企業でシステム商品の営業を約20年担当し、その後CRM、Webマーケティング、見込み客管理の分野で営業、マーケティングの仕事に20年近く携わってきた。2011年からIT系ベンチャー企業にて、マーケティングを担当。2013年に、ネットビジネスサポートを設立し、BtoB(法人向け)ビジネスのマーケティング支援、リードナーチャリングの実践をサポート、現在は企業データの有効活用をテーマに取り組んでいる。