地震や火山噴火などの自然災害により、ビジネスやシステムの停止は実際に起きている。にもかかわらず、国内でBCP(事業継続計画)やディザスタリカバリー(DR)対策が進んでいるとは言い難い。

 DR対策の課題の1つは、高額な対策費用にある。DRサイトは万が一のときの保険なので、高額な投資に踏み切りづらい。

 突破口はパブリッククラウドの活用だ。あらかじめコンピュータリソースが用意されていて、従量制課金で利用できるため、“保険料”を低く抑えられる。クラウドを使った、バックアップ対策、DR対策を紹介する。