BtoB・IT企業が、混乱したPR環境、そして混乱したメディア環境の中で勝ち残るには、1年待って全体の振り返るのではいけません。一つひとつのPR活動を評価するためのKPIを設定し、測定から学ぶたびに改善する高速サイクルを備えた戦略が必要となります。
戦略がなく、勘や肌感覚だけで広報組織を運用する従来の手法とは、一線を画しましょう。KPIを指標とした改善サイクルを高速に回して、リソース配分を最適化しながら目的達成に向かうPR手法「リーンPR」を取り入れるべきなのです。
BtoB・IT企業が、混乱したPR環境、そして混乱したメディア環境の中で勝ち残るには、1年待って全体の振り返るのではいけません。一つひとつのPR活動を評価するためのKPIを設定し、測定から学ぶたびに改善する高速サイクルを備えた戦略が必要となります。
戦略がなく、勘や肌感覚だけで広報組織を運用する従来の手法とは、一線を画しましょう。KPIを指標とした改善サイクルを高速に回して、リソース配分を最適化しながら目的達成に向かうPR手法「リーンPR」を取り入れるべきなのです。
クラウドシステムを採用する企業が年々増加する中、クラウドシステムの導入を支援する「クラウドインテグレーター」であるテラスカイも着実に成長を遂げました。同社はビジネス規模が成長し社員が増えるにつれて、創業当時にはなかった社内コミュニケーションの課題に直面するようになったといいます。
クラウドシステムの導入支援を手掛ける「クラウドインテグレーター」として創業したテラスカイは、市場の拡大とともに成長を続けてきました。同社の創業メンバーで、現在は経営企画本部 マーケティング・コミュニケーション部 執行役員 副本部長を務める田中有紀子氏に、13年にわたる広報活動の軌跡を聞きました。
新たに登場したテクノロジーによってユーザー企業が気づいていない可能性を提案し、市場を切り拓くにはどうすべきか――。今回も、NTTPCコミュニケーションズの中山 幹公氏に、「SD-WAN(Software Defined Wide Area Network)」の市場を切り開くための具体的なKPI(重…
新しい技術に目を付け将来のビジネスの芽を探る活動は、大小を問わずあらゆる企業に欠かせないものです。では大手企業グループではどのようなアプローチを採ればよいのでしょうか。NTTPCコミュニケーションズ(以下、NTTPC)で広報を担当しながら、新技術育成などの活動で営業活動を側面から支援している中山 …
同社は数年前のWindows 10へのバージョンアップの際に日本特有の大きな試練に直面し、それを克服したという経験を持ちます。今回も日本マイクロソフト 業務執行役員 コーポレートコミュニケーション本部 本部長 岡部一志氏の取材をもとに、混乱の中で実現していった自己改革を解説します。
1990年代にパソコンブームを起こし、全世界でブランドを確立したマイクロソフトは、2010年代に入りクラウドやモバイルで出遅れを指摘されるようになってしまいました。その状況に立ち向かうため日本マイクロソフトが打ち出した自己変革を、業務執行役員 コーポレートコミュニケーション本部 本部長 岡部一志氏…
「モバイルファースト」「クラウドファースト」の実現へ
企業が新たなミッションを作り、そこに全社で向かうとき、コーポレートコミュニケーションはどのような役割を演じるのか。日本マイクロソフトのコーポレートコミュニケーション本部 本部長 岡部一志氏に取材し、創業43年のマイクロソフトが進める企業変革の姿を解説します。
マニュアル作成共有サービスを提供するスタディストは、企業理念である「伝えることを通して社会貢献する」を形にするための広報PR活動を進めています。前回に引き続き広報室シニアマネージャーの朝倉慶子氏の話から、柔軟に事業推進を担う広報PRの体制と改善策を考えます。
今回は電子マニュアル作成共有を支援するプラットフォーム「Teachme Biz(ティーチミー・ビズ)」を提供するベンチャー企業、スタディストの広報PR活動を、広報室シニアマネージャーの朝倉慶子氏の取材を基に解説します。前半では、朝倉氏が入社してからの3年間の取り組みと成果を取り上げます。
さまざまな分野でデジタルトランスフォーメーションが加速する中、コンサルティング会社はユーザー企業を上回る知見を求められています。ではコンサルティング会社で、広報は企業の成長をけん引できるのでしょうか。アクセンチュア広報室を例に、同社が導入する評価法やKPI、改善策を取り上げます。
あらゆる分野で、デジタル技術による業務変革、いわゆる「デジタルトランスフォーメーション」が進む中、コンサルティング企業にはクライアントの変革を推進する役割が求められています。今回はその例としてアクセンチュアの報道対応を取り上げます。
日本は4人、韓国は0.5人という稼働量で、FPGA(Field Programmable Gate Array)製品のマーケティング施策に取り組むザイリンクス。年間プランとKPI(重要業績評価指標)をどう立て、どうチーム運営しているのでしょう。
マーケティングとPRで使うメディアを、マスメディアや市場調査会社によるレポートだけにとどめず、ユーザーコミュニティーや学術研究者まで幅広くとらえ、少人数による運用で成果を上げている事例を取り上げます。取材したのは、FPGA(Field Programmable Gate Array)メーカーで、米…
2014年にソリューション提供企業P社に入社し、広報PRを担当するQ氏は、2015~16年にインターナショナル地域で上位となる実績を作りましたが、2017年は好調なスタートの後に危機に直面しました。今回は「リーンPR」の実例を、予想外の展開を受けて挽回を目指すQ氏の活動を基に解説します。
大手企業と比較して知名度が低い中堅企業や、日本法人の裁量が低く本社コンテンツを翻訳しなくてはならないといった問題を抱える外資企業は、マスメディア(アーンドメディア)への露出に苦労しています。リソースが少なく、さらに足かせが大きな中堅外資IT企業は、いかにリーンPRを実践し会社の成長を支えているので…
前回に続き、「リーンPR」を実践しているシックス・アパートの広報 マネージャー壽(ことぶき)かおり氏に聞きます。今回はPR活動計画の実行から改善までの流れを整理しました。シックス・アパートの広報の特徴は、ターゲット層(ウェブマーケター)支援のカテゴリー認知の文脈作りを重視し、以下の三つのテーマに沿…
今回は企業事例として、広報(PR)活動の起点を自社のオウンドメディア発信に置く新しい取り組みで成果を上げているシックス・アパートを取り上げます。情報発信の環境が整った今、直接担当者自身が情報を発信する方がマスメディア依存のPRよりも効果があると考えて行動している同社は、「リーンPR」の事例といえるで…
今回は、PR活動設計について整理します。BtoB・IT企業が意識しないといけないのは、消費者の“空気づくり”を狙った従来の「戦略PR」ではなく、決定権者を対象とするKPI(重要業績評価指標)に基づいた改善サイクルを持つことです。
「PR(Public Relations)」という文字列は、現在の広報(PR)の職域を超えて広告(AD)にまで広く浸透し、“戦略PR”という言葉も目にするようになりました。しかし実際のところ、「PRとは」「PR戦略とは」といった見解は人によって異なり、著しい混乱(カオス)状態にあります。本連載では…