あなたには「腹心」と呼べる部下がいるだろうか。リーダーの補佐役となる能力を持ち、強い信頼関係で結ばれる。本当に頼りになるそんな部下の育て方を教育コンサルタントの芦屋広太氏が解説する。
「腹心」の作り方
目次
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コーチングではダメ、考え方・動き方をティーチングする
気を付けたいのは、候補者に考えさせる「コーチング」の手法を最初から用いない、ということだ。腹心の候補者は、リーダーの考え方と動き方が初めから分かっているわけがない。「この場合はどうしたらいいと思う?」と問いかけても、候補者はリーダーが期待する答えを返せない。
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「腹心」は探すのではなく、あなたが育てなさい
リーダーにとって腹心は極めて重要な存在だが、どの現場にもいるわけではない。探したところで簡単に見つかるわけでもない。素質のある人材を見極め、腹心として育てることが必要なのだ。
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「ダメだ」と思ったときに助けてくれる、それがあなたの腹心だ
ITの現場では、想定しない問題が日々発生するもの。リーダーは困難な状況をあらゆる手を使って解決する必要がある。その際、リーダーにとって頼りになるのは、自分を補佐できるマネジメント力を持っていて、かつ強い信頼関係で結ばれたサブリーダー、つまり「腹心」である。