前回は、文化を変える5つの柱のうち「共感するコミュニケーション」の前編をお伝えした。

  1. 変革を邪魔するものは何か?
  2. 自らを破壊するリーダーシップ
  3. 共感するコミュニケーション←今回もコレ
  4. 失敗から学び成長を加速する
  5. 顧客目線をインストールする

 今回はその後編で、でコミュニケーションの7要素のうち4番目の「背景と状況」から再開する。

  1. 発信者
  2. 目的
  3. 伝えたい相手(受け手)
  4. 背景と状況←今回はココから
  5. 伝えたいこと
  6. 手段と時期
  7. 伝わったかどうか確かめる

4. 背景/状況

 伝えたい相手が決まったとしても、いきなり伝えたい内容でコミュニケーションを始めてしまっては、物事がすんなりとは進まない。まず前提条件や背景、これまでの経緯などを伝える必要がある。受け手が自分と同じように全てを理解して、話を聞いてくれているとは思わないことだ。

 そのためには、何も知らない初対面の人に伝えるくらいの気持ちで、懇切丁寧に受け手の立場に立って背景や状況を伝えることが求められる。この前振りがないために、せっかくのコミュニケーションのチャンスが無駄になってしまうことがよくある。

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