これまでの業務フローを見直し、ITを積極的に取り入れて生産性を大幅に引き上げる。そうした「ワークスタイル変革」に取り組む企業が増えている。成果を上げている企業の施策を紹介する。
ワークスタイル変革 最前線
目次
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富士ゼロックス、支店内にサテライトオフィスを併設し広域営業の訪問効率向上
「これから年末に向けて厳しくなっていくけれど、目標達成までもう一踏ん張りだ」―。東京・中央にある富士ゼロックスの日本橋支店。グループ長が、朝の定例会議で部下の若手社員らに檄を飛ばす。
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ネクスコ・メンテナンス東北、平均60歳の清掃員がiPadで報告
高速道路のサービスエリアなどで働く清掃員がiPadを業務報告に駆使している。現場報告の頻度は月次から日次に。ほぼリアルタイムで現場の状況を把握し、迅速な対応が可能になった。
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リクルートMS、テレワークは生産性向上の手段、時短の意識育つ
場所を限定しない働き方をICT(情報通信技術)で実現するテレワーク。これまで多くの企業では、育児や介護で自宅を離れることが難しい社員を対象に導入していた。そのためか制度を作っても、実際に利用する社員は数パーセントにとどまるところが多い。
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丸亀製麺のトリドール、社内SNSで「報・連・相」を効率化、会議もゼロ
うどん専門店「丸亀製麺」などを運営するトリドールの事業部門はメール処理で悩んでいた。店舗や部下から様々なメールが寄せられ、管理職が情報整理に時間を取られていたのだ。そこで社内の情報共有にSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)を導入した。