インフラ構築/運用

ITインフラSummit 2017 レビュー

「その都度調達」の非効率をハイパーコンバージドで解消

プライベートクラウド編/レノボ・ジャパン

2017/02/23

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 「ITインフラSummit 2017」のソリューション講演に、レノボ・ジャパンの星雅貴氏が登壇。米Nutanixのソフトをレノボのサーバーに搭載したハイパーコンバージドインフラストラクチャ(HCI)製品「Converged HXシリーズ」を紹介した。講演の中盤には、ユーザー事例として岡三情報システムの蔵本純一氏が登壇した。

岡三情報システム ITサービス企画部ユニットリーダー 蔵本 純一 氏
レノボ・ジャパン データセンター・ソリューション事業本部製品統括本部ビジネス開発本部本部長 星 雅貴 氏

 レノボ・ジャパンの星氏はまずHCIの特徴を説明。「HCIの登場以前は、サーバーとSANスイッチと共有ストレージがあった」(星氏)のに対し、HCIはストレージを内蔵したサーバー機だけでクラスタシステムを構成する。サーバー内蔵ストレージを共有ストレージとして使う仕組みだ。

 「HCIはシンプルなので、仮想化基盤の導入や拡大が容易になる」と星氏は言う。VDI(デスクトップ仮想化)用途が知られているが、「サーバー仮想化にも使われており、全体の60%を占める」(星氏)という。スモールスタートが可能なのも特徴で、最小構成の3ノード構成で導入するユーザーが54%を占めている。

 HCIの中でも「Nutanixは人気が高い」と星氏は指摘する。拡張性の面では、異なるモデルが混在したクラスタ構成が可能で、クラスタにノードを足したり減らしたりすることも容易だ。性能面では、できるだけローカルストレージにデータを配置することで、ネットワークを介したストレージアクセスを減らしている。

 Converged HXシリーズは、CPU性能とストレージ容量を変えた様々なモデルをそろえている。CPU性能重視のモデルやストレージ容量重視のモデル、ともに高水準のモデルなどから選択できる。さらに、拡張性を最大4ノードに限定して価格を抑えた中小企業向けモデルも用意している。

 講演の中盤で登場した岡三情報システムの蔵本氏は、HCI導入前に抱えていた課題を挙げた。まず、要件が追加される都度、サーバーとソフトウエアを購入していたため、サーバーの利用効率が悪く、投資が無駄になっていた。さらに、稟議書作成から発注までに1カ月かかっており、迅速に調達できていなかった。

 HCIを導入した結果、これらの課題は解消された。最初のレノボ・ジャパンとの打ち合わせは、パラメータ表の内容を決めただけで、3時間で終了。現場への設置はレノボ・ジャパンのSEが実施したが、「手順書のベースとなる設定画面や資料も提供してくれた」と蔵本氏は評価する。

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レノボ・ジャパン

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