いつになっても安心できないのがパソコンやスマホのセキュリティ。常に新しい攻撃手法が編み出され、対策が間に合わないのが実情だ。

 まず自分の身を守るための方法を確認しておこう。ウィンドウズアップデートやアプリの自動更新機能で、常に最新版にしておくことと、ウイルス対策ソフトの関連ファイルも最新版にしておくことはすでに常識だろう。

 でも、それだけでは不十分。甘い言葉や脅し文句でユーザーをだまし、自分で不正なプログラムをインストールさせる手法が急増しているからだ。最新の手口について常にアンテナを張っておこう。自分の身に危険が迫ったときに回避するには、事前に手口を知っていることが効果的な防衛手段になる。

イラスト/渡辺 コージ
イラスト/渡辺 コージ
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 そこで今回は、2016年の特徴的な攻撃手法について紹介する。特に目に付いたのが、(1)ランサムウエア、(2)偽サポート、(3)偽アプリや偽ソフト、(4)なりすまし、(5)覚えのないインストール、の5つ。脅威が高まると予想されるルーターへの攻撃についても紹介する。

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