BtoB企業の未来を開く動画マーケティング

「認知」「理解」「検討」の3段階、動画力でマーケティングプロセスを進める

2017/05/19 中村 寛治=ヒューマンセントリックス

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 筆者がBtoB企業向け動画の企画、制作の会社を始めて、2017年6月で丸13年になります。当時は、既存の制作会社があまり手を付けていなかった、営業やエバンジェリストのプレゼンテーション動画を中心に展開し始めました。動画は今では、セミナーや展示会、採用、教育、IR活動などで、多くの企業に幅広く使われるようになりました。

 この連載を通して、何度も話してきたとおり、動画は何らかの目的を達成させるための手段(ツール)です。だから、動画を制作する際には必ず、事前にその目的や利用シーンを確認しています。

 最近になって増えてきたのが、「MA(マーケティングオートメーション)で動画を活用したい」というリクエストです。

 MAで動画を活用するといっても、MAのシステムと動画配信サーバーが連動するということではありません。ここでは、それぞれのマーケティングプロセスで「適切な動画」を提供することにより、次のプロセスに顧客を進めることを言っています。

 MAについては、ツールベンダーやコンサルティングファームなどが、それぞれの立場で、「最適なMA」について、数多く語っています。本稿では筆者が動画制作会社の立場で、マーケティングプロセスを進めるために最適な動画について話します。

MAを導入する企業は動画に期待する

 筆者は、MAツールベンダーやコンサルティング会社が主催するセミナーで、何度か話をした経験があります。その度にアンケートを取って見えてきたのが、MA導入済みあるいは検討中のお客様にとって、動画が期待のコンテンツになっていることでした。

MA導入済み、あるいは検討中のお客様アンケート
出典:ヒューマンセントリックス
[画像のクリックで拡大表示]

 アンケートによると88%のお客様が「1年以内に動画の導入を検討」しており、90%がある適度の規模の予算イメージを持っているようです。つまり内製ではなく、ある程度お金をかけて、外部に依頼したいと思っているということです。

 ただし予算的には、10万~30万円くらいが圧倒的に多く、会社紹介や製品紹介で利用する動画の平均的な予算(50万円前後)に比べると低い傾向にあります。

 ではなぜ、MAで動画なのでしょうか?

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