マルウエアに感染しているIoT(インターネット・オブ・シングズ)機器が多数存在することが明らかになっている。ハニーポットで観測した結果、x86以外の多様なCPUにマルウエアが感染、その9割が未知だった。IoTマルウエア大量感染の実態を詳しく解説する。
恐怖!IoTマルウエア大量感染
目次
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国内外研究機関と連携しIoT機器観測網を拡大、おとりにネットワークカメラも採用
IoT機器の脆弱性は、攻撃者にはよく知られている一方、開発者や利用者はあまり認識していない。こうした状況を変えるため、国内外の研究機関との連携を強化していく。新たな試みとして、おとりネットワークカメラを使った観測も実施した。
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感染IoT機器は60種類以上 ビデオレコーダーの感染が多数
IoT機器のTelnetサービスを狙うマルウエア感染手法の詳細が分かった。多様なIoT機器のCPUに合わせたマルウエアを送り込む。ホスト機器の種類を調べたところ、60種類以上の感染が見られた。特に多かったのはデジタルビデオレコーダー(DVR)だ。
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ハニーポットでIoT機器への攻撃を観測、最大の感染理由はTelnetサービスの稼働
マルウエアに感染しているIoT(インターネット・オブ・シングズ)機器が多数存在することが明らかになっている。当研究室がハニーポットで観測した結果、X86以外の多様なCPUにマルウエアが感染、その9割が未知だった。