人材採用や人材配置など、人事に関わる業務に人工知能(AI)などのITを導入する動きが進んでいる。HR(Human Resource)とテクノロジーを組み合わせ、「HRテック」などと呼ばれる。HRテックの最新動向を追う。
人事はAIが決める──HRテック最前線
目次
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「プロセス自動化は第一歩」、米HRテック大手が語る「タレマネ」の勘所
米コーナーストーンオンデマンド アダム・ミラーCEO(最高経営責任者)
「企業の多くはタレントマネジメントの第一段階である自動化で満足してしまっている」。HRテックの大手、米コーナーストーンオンデマンドのアダム・ミラーCEO(最高経営責任者)はこう指摘する。タレントマネジメントの勘所を聞いた。
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人事部を「労務管理」から解放、複雑な手続きはAPIに任せろ
「HR(Human Resource)テック」の分野では、雇用保険や社会保険の加入手続き、扶養家族の追加、賃金の加算、住所や交通費の変更など、煩雑な労務管理の効率化を目指すサービスが生まれている。その一つが、ITベンチャーのクフ(KUFU)が手掛ける「SmartHR」だ。
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人と企業の相性をクイズで診断、AIと心理学を融合
採用活動において、自社と求職者との相性の見極めは重要なテーマ。AI(人工知能)などの技術を使って、企業と求職者をマッチングするサービスが続々と登場している。
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最初の上司が新人の成長を決める、AIで分かった人材活用のポイント
採用、労務、勤怠など、人事に関わるデータを分析して、人材活用に生かす。ビズリーチや日本オラクルなどは、社内で蓄積されている人材データを基に、活躍しそうな社員や離職しそうな社員を見つけるサービスを提供する。
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筆跡で適性が分かる! エントリーシートをAIで解析
自社の人材募集に対して集まったエントリーシート(応募書類)を機械学習などを利用して解析。その人が自社で活躍しそうかどうかを判定するシステムの開発が進んでいる。