“今まで通り”が危ないプロジェクト多発 ポスト「モダンPM」
プロジェクト破たんが増えた2000年代。破たん回避のために、PMBOKガイドをはじめとしたお手本となるプロジェクトマネジメント手法、いわゆる「モダンPM」が定着してきた。しかし今、変化やスピードを求められる時代に突入し、今まで通りの手法では危険なプロジェクトが多発している。多くのIT現場で、新たなPMのやり方、ポスト「モダンPM」が実践されてきている。
目次
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Part4 [解説]プロマネが持つべき「イノベ案件」六つの心構え
「要件ありき」をやめて変化と失敗を受け入れる
イノベーション案件では、プロジェクトマネジャーの考え方を切り替えたい。変化や失敗を受け入れ、多様性や外部の力を最大限生かす必要があるからだ。富士通でイノベーション案件を支援する専門家が六つの心構えを解説する。
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Part3 [事例]IT現場で実践するポスト「モダンPM」
変更への対応方法にワザ 人とのかかわりにも工夫
第一線のIT現場ではどんなポスト「モダンPM」を実践しているのか。PART3では、プロジェクトマネジャー6人に、独自のポスト「モダンPM」を聞く。いずれも変更を受け入れるものだが、そこには独自の工夫がある。
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Part2 [座談会]ポスト「モダンPM」の姿
遅れを招いた厳格さ 「SoE」への対応がカギ
モダンPMの限界はどこにあり、これからどこに向かうのか。PART2では、モダンPMの成果を振り返り、ポスト「モダンPM」を展望する。PMの分野で日本を代表する識者3人に座談会で語ってもらった。
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Part1 [総論]モダンPMが通用しない理由
“計画ありき”が足かせに 要件変更、業務改革が常態化
システム開発プロジェクトの「質」が大きく変わってきている。増えたのはイノベーション創造型、新技術前提、超高速、小規模集合体の案件だ。問題は、従来型の「モダンPM」ではマネジメントが困難なこと。その現場の実態から見ていく。