多くの企業が情報システムに利用するようになったクラウドサービス。特に、仮想サーバーや仮想ネットワークを個別に組み合わせて、自前で情報システムを構築するタイプのクラウドサービスの人気は高い。だが、一見すると物理的な機器で構成した情報システムと変わらないように見えながら、使ってみると意外に違いがある。代表的なサービスであるAmazon Web ServicesとMicrosoft Azureで、Webシステムの構築に挑戦した。
挑戦! AWSとAzureでシステム構築
クラウドを触ってみよう
目次
-
Part3 ファイルサーバーをVPNで接続
社内ネットの一部として利用可能に
Webサーバー公開の次のステップは、Webアプリケーションで利用するデータを置くファイルサーバーの設置である。このファイルサーバーへは、インターネットから直接アクセスさせたくない。しかしその一方で、データには社内の最新の状況を反映させたい。
-
Part2 Webサーバーを公開しよう
セキュリティ設定がポイント
実際のところ、AWSとAzureのいずれにも、最初からWebサーバーを公開するための設定が用意されているので、さほどの手間はかからない。ただし、様々なサービスが自動的に組み込まれるため、何がどうなっているのかをきちんと把握するのが難しい。今回は理解を深めるために、個別の仮想サーバーや仮想ネットワー…
-
Part1 クラウドサービス利用事始め
無料アカウントを使って試そう
今回構築するのは、インターネットに公開するWebサーバーと、そのデータを保存するファイルサーバーだ。広く使われている2つのサービス、米アマゾン ウェブ サービスの「Amazon Web Services」とマイクロソフトの「Microsoft Azure」について、利用する際のの留意点を、システム…