アジア最大級のIT見本市「COMPUTEX TAIPEI」が今年も開催された。期間中に開催された発表会や展示ブースなどへの取材で見えてきた次のIT業界のトレンドを解説する。
COMPUTEX TAIPEI 2016で見えた次のトレンド
目次
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COMPUTEXで見えてきた!? 「iPhone 7」の姿
会場内には2016年9月の発表が期待される「iPhone 7」と称する次期iPhone向けケースがいち早く並んだ。会場内にはLightning用オーディオアダプターが多数登場したことからも、「ヘッドホンジャック廃止」が見えてきた。
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マイクロソフトが構築したデバイスエコシステムの裏側
2016年5月31日から6月4日まで台湾・台北市で開催された「COMPUTEX TAIPEI 2016」において、マイクロソフトは中国・深センを中心に構築するデバイスエコシステム「CTE」(China Technology Ecosystem)について解説した。
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ASUSの全方位戦略、「第3世代」デバイスを一挙に発表
会場内で最も混雑を極めた展示のひとつがASUSのロボット「Zenbo」だ。見た目からは高度なロボットという印象はないものの、手頃な大きさと価格が注目を浴びた。デバイスは数字を「3」にそろえた第3世代製品が登場。ZenFone 3はQualcomm採用で本体デザインも一新。ZenBook 3はMac…
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インテルのAtomが消えた後、モバイルデバイスはどう変わるか
近年のCOMPUTEXを賑わせていた低価格のAtomタブレットが、2016年は姿を消した。インテルは次世代Atomを中止したとされ、Atom採用スマホ、タブレット、スティック型PC、スマートウオッチに影響が及んでいる。当面は現行Atomを搭載した製品が続くものの、CoreMやARMなどへの置き換え…
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COMPUTEX 2016で本格化した「VR」、ビジネス活用も見えた
会場で目立ったのが、ブースに用意された「VR」ヘッドセットを体験する来場者の姿だ。その多くは没入的なゲームプレーを目的としたものだったが、今後はプラットフォームの整備によるビジネス活用も見えてきた。その大本命になりそうなのが、MS基調講演で盛り上がった「Windows Holographic」だ。