True Keyは、米インテルのセキュリティ部門であるマカフィーが提供するパスワード管理アプリだ。アプリはAndroid、iOS、Windows、OS X(Mac)の4プラットフォームに対応しており、無償でインストールできる(画面1)。

画面1●iOS版True Keyの画面の一つ。この「LaunchPad」には、保存されているパスワード情報が並ぶ
画面1●iOS版True Keyの画面の一つ。この「LaunchPad」には、保存されているパスワード情報が並ぶ
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 特徴は、ほかのパスワード管理アプリに比べて、不正利用を防止する機能が多く搭載されている点だ。本人確認に複数の認証を組み合わせる機能や、新しいデバイスでTrue Keyにログインする際にスマートフォンやメールアドレスに許可を求めるメッセージを送る機能などだ(画面2画面3)。

画面2●複数の方式での認証を有効にした状態で、新しいパソコンにTrue Keyをインストールすると、別のデバイスに確認通知を送る画面が表示される
画面2●複数の方式での認証を有効にした状態で、新しいパソコンにTrue Keyをインストールすると、別のデバイスに確認通知を送る画面が表示される
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画面3●確認通知をiPhoneで受信した画面。「許可」をタップすると、待機状態だったTrue Keyへのログインプロセスが進む
画面3●確認通知をiPhoneで受信した画面。「許可」をタップすると、待機状態だったTrue Keyへのログインプロセスが進む
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 管理するパスワードが15個までなら、アプリは無料で使える。このほかに機能制限はなく、クラウドを経由したデータ同期も可能だ。16個以上のデータを利用したい場合は、有償のプレミアム版にアップグレードする必要がある。料金は年額2678円だ。

 マカフィーの総合セキュリティソフト「マカフィー・リブセーフ」「マカフィー・トータルプロテクション」には5ユーザー、「マカフィー・インターネットセキュリティ」には1アカウント分のプレミアム利用権が含まれている。5ユーザー分は、同居している家族などがそれぞれ利用することを想定したものだ。

 なおTrue Keyは、管理するパスワード情報を暗号化・復号するための「マスターパスワード」を設定する。これは、製品登録などに使う「マカフィーアカウント」とは別のパスワードにするとよい。

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